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「ディスレクシア」というのは知能障害や感覚・運動障害、注意力や意欲の欠乏、家庭や社会的要因による障壁が存在しないのにもかかわらず神経学的基盤の発達障害によって読み書きの習得のみに困難を示す障害のことです。総ての子どもが英語を学ぶ環境にある日本で日本語よりも遥かに多く存在する英語ディスレクシアで苦しむ子たちに寄りそって学ぶことが楽しいと感じてもらいたい。そんな私のブログです。

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2010年05月15日

でけた!

ホームページできました。

http://www.english-dyslexia.com/index.html

資金も人材もないから自力作成てす。

どうぞ見てやってくださいまし。

  


Posted by nobuko at 16:29Comments(0)ひとりごと

2010年05月13日

広がれ、広がれ支援の輪

学ぶときに必要な読むことや書くことなどに困難を感じる子どもたちがいます。
特に日本語よりも英語に多く表れる読み書き障害、ディスレクシア。
日本でディスレクシア(Dyslexia)とは学習障害の一種で、
失読症、難読症、識字障害、読字障害などとよばれています。

知的能力や一般的な学習能力の脳内プロセスに特に異常がないにもかかわらず
読む、書くなどを中心とした学習することに困難な状況で
どんなに努力しても「怠けている」「努力が足りない」と言われて子どもたちは二重に傷ついています。
そして自己肯定できないまま不登校や引きこもりなど新たな問題など二次障害を起こすこともあります。

ディスレクシアの正しい知識と理解の輪を社会に広げる活動と
子どもたちへの学習を支援する人材の育成を目標にして学習センターを設立しました。

と言うことでみなさんの理解の輪とディスレクシアの子どもたちと向かいあうには
などという難しそうな話を私らしく楽しくお話する勉強会を開くことと相成りました。

そんな子どもは周りにおらん!と言うなかれ。。


学校のクラスの中に一人か二人は確かにいるのです。しかも本人も周囲の大人たちも
何か変だなぁと思いつつ本人の努力不足ということにしているケースも多く見られます。

日本ではディスレクシアという言葉自体が知られていないのが現状です。
早期にディスレクシアであることを認知しその子どもの特性にあった教育的配慮や
支援を受けることで子ども時代にもっとも長い時間を過ごす学校生活が辛さが軽減されます。
人ごとなどと思わずにどうぞあなたが広報担当者となってください。

あなたが誰のせいでもなく辛い現実を引き受けて単身戦っている子どもたちの応援団になって
周囲の人に語ってくださるだけでも少しずつ理解の輪が広がっていきます。

もしあなたがピアノや習字などお稽古ごとの指導者であるなら
ディスレクシアの子どもたちは贈り物の子どもたちと呼ばれるほどに言語的に学ぶことが困難で
あるだけでそのほかには普通以上に才能に恵まれている部分があるとも言われています。
その才能を見出し可能性を広げるには理解ある指導者との出会いが不可欠です。
どうぞあなたが彼らと出会ってあげてください。

もしあなたが子育て支援のリーダー的存在なら
ディスレクシアの早期発見は辛いスタートの始まりではあるけれど
多くの可能性を見いだせるスタートでもあります。
原因も分からずただできないと戸惑いながら自己肯定できず途方に暮れる
子どもたちに適切な教育的配慮と支援を早くから受ける機会を作ってあげられるのはあなたです。

もしあなたが教育関係者ならあなたこそが彼らを救ってあげられます。
怒ったり、いらいらしたりする顔ばかりの周囲の大人たちの中で
君は何にも悪くない、一緒に頑張っていこうなと言ってあげるだけでも大きな力です。
まずディスレクシアがどういうものかということを学んで子どもたちの支えになってあげることができます。

もしあなたが支援する側に積極的になりたいの望んでくださるなら
あなたは大きな人生の贈り物を得るでしょう。
人に優しくありたいと思うのは人生をより豊かにするに違いないから

もしあなたが行動を起こそうと一歩進んでくださるなら

5月18日(火曜日) 11:00~14:00
5月23日(日曜日) 11:00~14:00

大分市の護国神社交差点の丘の上にあるレストランPAPASDINER
(じゃん公おなじみのいつも心にハナウタをのタローさんのお店)でランチ付き¥3,000で開催します。

参加希望の日とお名前と人数を明記の上、左記のsakuraにメッセージでお申し込みくださいまし。



すいません、まずは地元から。
福岡でもやって!と言うお声があれば飛んでまいりますゆえ
お声がかかるのを期待しています❤よろしくお願いいたします。  


2010年05月11日

日本語ディスレクシア

このブログを書くようになって様々な質問メッセージを受け取るようになりました。
個別に回答するよりもブログでお返事するほうが同じことで悩む人たちの参考に
なることもあるかもしれないと思いこちらで回答いたします。

読みはかなり難しい漢字まで読むことができるが書きとなると小1レベルです(現小5)
漢字だけ書けないディスレクシアもあるのでしょうか


という問い合わせです。私の専門は英語のディスレクシアですが
ディスレクシアについて学んだ中で英語のようなアルファベット言語と、
日本語のように表音文字である「かな」と表意文字である「漢字」が混ざり合う言語では、
読み書きの脳機能にも違いがでるということでした。

日本語の特殊性、漢字のもつ視覚的に複雑な文字構造を考えると、
欧米で唱えられている音韻的処理能力の欠陥だけでは
日本語でのディスレクシアを説明することはできません。

表れる症状としては、視覚的に漢字の細部を正しく区別できない、
漢字の読み書きに非常に時間がかかる、漢字を読むことはできても書くことができない。

これ以外にも様々な症状が報告されています。日本語のディスレクシアは、音韻的だけでなく、
視覚的そして正字法的処理能力の観点から理解する必要があります。

音韻的処理能力が低い場合は、日本語での読み書き困難を克服できても、
中学校で習い始める英語にディスレクシアの症状が顕著にでることがあります。

書字障害は、おおまかに次のような種類に分けられます。
個人によって症状はさらに異なり、そのことが対処法と予後に影響を及ぼします。

1)識字障害と書字障害が重なっている
・もともと読みづらい字を書くが、特に、字が複雑な場合にそうなりやすい。
・聞いたものを書く力は弱いが、線を書いたり、教科書などを手本にして書く場合は、比較的普通。
・指の動きの速さは普通。


2)手の動きに障害がある書字障害
・何も見ずに書くときも、書写して書くときも、読みづらい字を書く。
・聞き取って書くことはできる。
・線を書くことに問題がある。
・指の動きのスピードに異常が見られる。


3)空間的な書字障害
・何も見ずに書くときも、書写するときも、読みづらい字を書く。
・指の動きのスピードは普通だが、線を書くときに問題がある。

ディスレクシアは、適切な教育が時期を逃すことなく行われることで、うまく
やっていくことができます。ディスレクシアの可能性があるのであれば、
問題をより良く理解するため評価を行うことは重要です。
検査の結果によって、さまざまな特殊教育サービスが受けられたり、
大学のプログラムへの適正が決定されます。
また、教育上のアドバイスの作成基準や根拠になったり、
改善プログラムの評価基準の決定となります。

  


Posted by nobuko at 21:52Comments(3)