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「ディスレクシア」というのは知能障害や感覚・運動障害、注意力や意欲の欠乏、家庭や社会的要因による障壁が存在しないのにもかかわらず神経学的基盤の発達障害によって読み書きの習得のみに困難を示す障害のことです。総ての子どもが英語を学ぶ環境にある日本で日本語よりも遥かに多く存在する英語ディスレクシアで苦しむ子たちに寄りそって学ぶことが楽しいと感じてもらいたい。そんな私のブログです。

2010年04月25日

学習障害(LD)、教師のできること

学習には3つの要素が必要です。

理解、認知、意欲です。

学習を困難と感じている子どものどの部分が弱いのかを判断することが支援のスタートになります。

他の子供たちと同じような学習方法で指導したり、

叱咤激励して反復することで能力を引き上げようとしても

LDを抱えた子供は本人の努力では追いつけない領域があるのです。

そして根本的な子供のもっている弱いところに気づいてあげれば

より充実したサポートが可能になります。

障害への対応ではなく見通しをもった対応が必要なのです。


LDは話す、聞く、読む、書く、計算する、推論するなどいずれかの学習能力に

遅れが見られます。そしてLDとADHDが重複していたり

高機能自閉症やアスペルがー症候群にも何らかの学習障害が見られるケースもあります。

ディスレクシア(読み書き障害)だけでなくそれぞれに見られる

コミュニケーション、社会性、行動、運動の困難も考慮に入れてサポートすることが必要です。


そのうえで理解の程度、認知の偏りややる気のあるなしを見極めそれに応じて対応策を立てます。

理解の程度を判断したら理解しているところからのスタートです。

そして認知の偏りでは視覚、聴覚など脳で処理するプロセスに問題を抱えている場合

他の子供と同じ学習では理解することは困難です。

この場合、見る、聞くだけでなく触れてみる、体を動かしてみるなど

できるだけ多くの感覚を使って学習させることが効果があるとされています。

この認知の偏りのために学習が進まず二次的に意欲が損なわれていることがあります。

この場合やる気を失った原因を取り除きどんなに小さい事柄にでも達成感を味あわせて

やる気を取り戻す指導が必要です。



そして子どもと同じくらいサポートが必要なのはその子供の保護者です。

障害に気づいていない人も気づいていても受け入れることができない人もいます。

周囲の無理解や不用意な発言に傷ついている人も少なくありません。

直接問題のあることだけを言及せずに困難が発生している背景も含めて

子ども本人のせいでも親の責任でもないことをしっかり伝えてあげましょう。


学習障害(LD)、教師のできること





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この記事へのコメント
うちの子もLDの傾向があるので
とても興味深く拝見しています。
先日も興味あります!と書いたように
私のように、傾向のある子どもを持つ親は
多いと思います。
周りにもいます。
ぜひ、どの様に付き合い、どのように対処し、どの様に先生や周りの子どもや保護者に伝えると良いのか等。
教えて戴きたいものです♪
Posted by SweetColorSweetColor at 2010年04月26日 12:04
福岡で保護者の方が勉強会を開ける
会場があればいつでも伺いますよ。
私の専門は英語のディスレクシアですが
英語も含めて指導するときの考え方などは
日本語にも通じるものがあると思います。
一番の先生は親。ぜひいろいろ学んで
サポートしてあげて下さい。
お手伝いできればとっても嬉しいです。
Posted by nobukonobuko at 2010年04月26日 16:07
普段はどちらで活動されているのですか?
Posted by SweetColorSweetColor at 2010年04月26日 16:24
☆SweetColorさん
大分や佐賀で活動しています。
ちょうど福岡が間にあるので縁ってみるかなと思ってブログを作りました。
済んでいるのは大分県の湯布院です。
Posted by nobukonobuko at 2010年04月27日 15:05
ディスレクシアの中学一年生の母です。
ちょうど進学や色々な事を調べていて、大分県の竹田南高校を見学に行こうかと思っていたら、素敵な山の写真に吸い寄せられて開けてしまいました。
先生の素敵な考え方胸にしみました。
子供達が期待に答える結果を出せなくてもイライラしませんか?

今までの具体的な事例は、どんなだろう?
具体的な支援の方法学びたいです。
Posted by まななん at 2012年09月12日 10:50
ディスレクシアの中学一年生の母です。
ちょうど進学や色々な事を調べていて、大分県の竹田南高校を見学に行こうかと思っていたら、素敵な山の写真に吸い寄せられて開けてしまいました。
先生の素敵な考え方胸にしみました。
子供達が期待に答える結果を出せなくてもイライラしませんか?

今までの具体的な事例は、どんなだろう?
具体的な支援の方法学びたいです。
Posted by まななん at 2012年09月12日 10:50
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